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- よく頂くご質問:FAQ(Frequently asked questions.)
- 1Geo Motionとはどのようなものですか?
- Geo Motionは、人や物の3次元的な動きや姿勢を検出できるセンサーです。ボタン電池を入れる専用のケースに入れて取り付けて、いろいろなものの動きを検出できます。専用のアプリケーションをダウンロードしてパソコンやスマートフォンと接続して使うことができ、ユーザー自身で様々な用途のアプリケーションを開発して使うことができます。
- 2Geo Motionが作られた目的は何ですか?
- モーションセンサーを使ったクリエイティブな創作活動、そしてメディアアートのプログラミング学習の道具として、メディアアーティストの児玉幸子が開発を進めてきました。もちろん、それ以外のさまざまな用途にも、利用可能です。
- 3Geo Motionで何ができるのでしょうか?
- Geo Motionには、加速度、回転速度、地磁気のセンサーとBLE 5.0のBluetoothモジュールが搭載されています。Geo Motionを対象となるものに固定しておくと、そのものに働く加速度、回転、磁方位をBluetoothの無線通信を通して知ることができます。→製品情報
- 4加速度、回転速度、地磁気のデータから何がわかるのでしょうか?
- 加速度がわかると重量を考慮すれば働いた力の方向と大きさがわかります。また、時間間隔を設定すると動いた速さ、距離が推定できます。
回転速度からは回転軸の方向、回転の速さ、前のデータとの差と時間差から角加速度、回転した角度を計算できます。慣性モーメントを考慮すれば、働いた回転力を求めることができます。地磁気データからは方位、姿勢がわかります。
- 5身近な用途で、どのようなことができますか?
- ゲーム、映像などのインタラクティブコンテンツを制作する以外にも、Geo Motionを応用できます。
サイズが小さい(サイズ・重量は11 × 17 × 2ミリ 、0.7グラム)ので、モバイル端末と接続する万歩計、また、体につけて消費カロリーの推定をさせることなどが考えられます。
窓やドアに取り付けておくと、それらの開け閉めを検出できます。 手の動きでPCへの入力を行うBluetoothインターフェースとして、また、シンセサイザー等の入力としても、手の動きを使ってリモート操作できるでしょう。日常のさまざまな回転の数を数えたり、エクセサイズの補助としても活用できそうです。
- 6Bluetoothは、接続がよく切れると聞きます。切れたらどうなるのでしょうか?
- Bluetoothは、切れないという保証はありません。再接続して使用を継続するのが基本です。受信プログラムには自動の再接続の機能を組み込んでいます。再接続の機能がない場合は手動で再接続します。
- 7受信データは、保存、またはリアルタイムでの利用ができますか?
- できます。センサーモジュールから送られるデータはセンサーからの直接の出力データなので、ばらつきもあります。平均を計算したり、実際の物理量にデータを変換したり、姿勢やクウォータニオンの計算が必要になりますので、数ミリ秒程度以内の時間の遅れが発生することがあります。
- 8通信距離はどのくらいですか?
- Bluetooth5.0の通信距離は、従来の4倍と言われていますが、GeoMotionの通信距離は、40メートルを実測値として確認しています。使用が予定されている環境にも拠るため、実際の通信距離は試行を繰り返して測定する必要があります。Bluetooth4.0では20[m]ですので、これよりは長い距離で通信が可能です。
- 9物陰に入った場合はデータの受信はできますか?
- Bluetoothの電波は、2.4[GHz]の高い周波数で直進性が強いので、見通線が障害物に遮られたり受信端末の向きなどの影響で切断されることがあります。切断を軽減して連続受信したい場合は、最適の位置や向きをあらかじめ決めておきます。
- 10安全監視に使用できますか?
- データの欠落が少しでもあってはならないようなシステムには、Bluetoothは避けた方が良さそうです。Bluetooth通信の信頼性はLANのTCP/IPなどと比べれば信頼性は低いものです。適用される状況での有効性をテストしてから、実際のご利用をお願いします。
- 11データの受信には接続の操作が必要でしょうか?
- Bluetooth5.0では、接続の操作をしなくても検索の操作でデータを受信できるようにBluetoothモジュールを構成することができます。このようにすると見つけた時にどのようなデータを持っているかあらかじめ確認してデータを受信することができます。
- 12Bluetoothで受信したデータを遠方に送りたい場合はどうすればよいでしょうか?
- LANが利用できれば離れた所へデータを送信できます。近距離であればBluetooth、他に、Bluetoothでない無線通信であっても何らかの通信手段の用意が必要です。
- 13受信ソフトウエアは、無料ですか?
- 受信ソフトウエアなど基本的なソフトウエアをダウンロードページより無料で提供しています。
- 14UnityやProcessingとの連携はできますか?
- できます。ダウンロードページにて、受信ソフトをご用意しています。
- 15 Raspberry PiでGeo Motionを使うことができるでしょうか?
- Raspberry Piで動作するLinux用の受信プログラムをダウンロードしてご利用ください。